【新薬の実験台大募集!】

決して危険な薬ではありません!
面倒な作業、労働は一切なし!
ただ座って書類に一筆、新たに調合した新薬を飲むだけのお仕事!
たったそれだけでなんと2000φ!
20代の方なら、どんな方でもOKです!!

早い者勝ち! ご連絡お待ちしています!

魔術師ギルド公認魔術師
ネルド・ガラスティア

追伸:片目が邪魔に感じる方大歓迎!!


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「・・・人間の目ってさー二つも要らなくね?だって左右とかさ、片方でいいじゃん」
「・・・はい?」

「いや、だって考えてみろよ。片目でも結構充分見えるぜ?そりゃ最初は変な感じかもしれんが、どうせ視界が広くたって世の中の汚い部分ばっか見えんだぜ?なら片方でよくね??」
「え、っと・・・ユィンさん、話が飲み込めないんですケド・・・」
「それになんてったってメガネのレンズ代が半額ですむ!!貧乏冒険者にはもってこいだよな!な、ロウ!!」
「いや、オレかけてないですよ。」
「コンタクトだって倍の期間保つんだぜ??スゴくね??」
「だからしてないし!!」
「まーまー細かいこと気にすんなよ」
「細かくない・・・」

「で、時にロウくん。ここにこんなもの(依頼書)があるんだケド。」
「へ?・・・えっと・・・新薬の実験台大募集・・・?片目が邪魔に感じる方大歓げ・・えぇぇ!!!」

「よーし、行くぞロウ!喜べ、今日はおにーさんが宿で一番高い酒おごったるから!」
「だってユィンさん今週金穴って・・・え、ちょ、まさかオレ!!?」
「いやーガキどもにたかられて昼飯奢ってやったら今月の宿代ピンチでさー」
「え、オレ奢られてない!」
「ガキどもっつってんだろ、いくつだよオマエ。」
「うっ・・・21だけど!!ハブは寂しい!!」
「安心しろ、アンリとイーグとアリエルとヴィタに奢ってやっただけだから」
「全員じゃん!!それオレ以外全員じゃん!」
「うるせーな・・・しょーがねぇ、この金手に入ったら明日の朝飯もおまけでつけてやるから。
 あ、目玉焼き定食のみな。一番安いし。」
「ヒドっ!!ってかオレ片目要らなくなんかないから!!!え、ちょ・・・・行かない、行かないってば−!!!」


2010.05.08 ... 花酉